先週土曜日に観照塾代行リレー3を担当さして頂きました。
3日が経ち皆さんの感想やまとめを拝見さして頂き、進めながら薄々感じていた事や全く意識出来ていなかった事が良く解りました。
中学時代に塾の先生に数学の授業で質問をした途端、周りの生徒達が一斉にペンを走らした事が有りました。
先生は私に『観てみぃ。お前を踏み台にして皆登っていってるで。』と仰りました。
今、思うと『踏み台』になれる事は良い事なんだと思いました。
私も有り難く、皆様から頂いた『踏み台』を『階段』にして登りたいと思います。
有り難うございました。
触れる前から相手の身体の流れを確認する事をメニューに組み込んだのは、初めて中心塾に参加さして頂いた時に最初にK野先生がされた事が鏡の前での現状認識だったからです。
触る前に瞬間に見立てをして触りながら身体のバランスを解説し、その場で立ったままの方をどんどん変えていった事が凄く印象に残ったからです。
それ以降、当時アシスタントをして下さっていたM岡さんやI川さんにべったり付き見立ての練習を繰り返し、それが切っ掛けとなり見立ての精度がましていった事は間違いありません。
通学の電車でも前の人の身体を観察して私だったら何処から手をつけるかという事を繰り返していました。
そして、観照塾で剣の練習の時に『見立て』が『虚を突く』以前に必要だと感じた事を覚えています。
おそらく、治療と武術の共通項を肌で感じたのはこれが初めてだったと思います。
その後の中心塾でK野先生に膝の調整の際に把持した指で細かく調整出来ている。これは一つの才能だと言って頂きました。
この意味を取り違え突き進んだ結果、治療の内容に満足がいかない事が増えてきました。
数年、悩みましたが、『丹田感覚』という事が悩みを吹っ飛ばしてくれました。
今では、満足はしませんが『気付き』や『ひらめき』が増えた事を実感しています。
観照塾代行という役をさせて頂いて、身体創りのスタートラインに立った気がしました。
丹田から指先までの感覚を少しずつ研ぎすます練習をしながら進んでいき細かい調整が出来る様にしていきます。
K野先生をはじめ、根気良く稽古を付けて下さった先輩方や会員の皆様、健康維持互助会の経験も大きく現れたと思います。
今回の経験は私にとって忘れる事の無い良い経験になりました。
本当に有り難うございました。
くぼけん