股関節で挟む事で骨盤の自由度が増すと感じて練習していました。
『股関節で挟む』『薄筋を効かす』と意識しても最初は良いが固まってしまう。
何かが違うと思いながら、ふと腹から腰へと呼吸を入れると薄筋が効いて骨盤が股関節で挟まれ軽く浮き上る事に気付きました。
この気付きで、よく『肚の意識が抜けている』と指摘を受けていた事を思い出しました。
ロッキングチェアーでも肚の意識がある時と無い時では全く違う動きになります。
意識がない時は『挟む』『寄せる』=『固める』になってしまう。
『効いている』=『固めている』になっている事に気付けないでいる。
動きに定まりが無いために検証しにくい。
意思決定が曖昧になる。
意識がある時(吸気により高まった腹圧で薄筋が引きあがり股関節が寄ってきて骨盤が浮き上る。腹圧を保ったまま呼気して安静状態である事を条件とする。)は、重心の前後に合わせて身体が動く事を感じれる。
重心が後ろに行くに連れて体内では骨盤は前傾する事により股関節の銜え込みが深くなり、頭の重みと肚のバランス感覚。
重心が前に行くに連れて体内では骨盤は後傾する事により股関節の銜え込みが深くなり、頭の重みが肚に落ちてくる感覚。
重心が後ろの時は股関節の前が締まりやすく、重心が前の場合は股関節の後ろが締まりやすい感覚。
まだまだ検証する必要はありますが、まとめておきます。
『合気の身体になれるかもしれない体操』は丁寧に呼吸と身体の動きを観察出来る様に作られていると感じました。
#くぼけんです。
今日、躰健空間 元(gen)に一か月ぶりに来店して下さった方の膝が以前より柔らかくなっていた事に感動を覚えました。
「毎日、お風呂や布団の中で教えてもらった事している」との事でした。有難い事です。
中でも私が一番嬉しかったのが、ご自身で試行錯誤して教えられた事だけをしていた訳ではなかった事でした。
この方を動かしたのは『何とかこの膝の痛みから解放されたい』という諦めない思いでした。
年齢は81歳の女性です。
「若い時から気づいていたらな~」「毎日必死やったから気づく暇がなかったかな~」と緩む度にこの様に仰います。
こう言う声は病院では毎日のように耳にします。
この教訓を活かして日々工夫を続け自己管理をしながら、いろいろな方々の健康のお手伝いをさせて頂きたく思います。
躰健空間 元(gen) ~センタリング呼吸法・バランス☆運動療法~