4日程前から2歳の娘が体調を崩していたので観察を続けていました。
私の娘はアトピー持ちで季節の変わり目には体調を崩しやすい傾向があり、扁桃腺も腫れ易いので良く高熱を出します。
・熱が出る前はいつも以上によく食べる
・左の体温が下がり気味になる
だいたい、この条件が揃うと咳や鼻水といった症状がでてきます。
この二つを抑える事が良いのかと言うとそうでもないような気がしています。
それよりも左の股関節の噛み合わせが悪くなりやすい事が原因かと思われます。(時間を掛けて改善しようと試みています)
そして、熱が出て38.4度以下では平気で遊んでいます。
むしろ、高熱になる前はやたらと元気に暴れまわります。
咳止めや、痰きり、抗生剤のどは極力飲ませない様にして経過を観察しています。
飲ませる時は、嫁の精神状態で決める事にしています。(家族のバランス)
薬を飲ませずに観察していると、風邪を繰り返す事で自力で痰を切る事が上手くなってきているな~と思います。
私は
動作処方専門のインストラクターをしているのですが、子供の身体を治す事よりも観察する事に重きを置いています。
・治そうとすると子供が嫌がる
・子供が勝手に食べる・食べない、寝る・寝ないを判断している
・助けて欲しい時は身を委ねてくる
といった所です。
私が普段子供の身体を観る時は、
・遊びながら
・熱が出た時は、高熱が出るまで待つ
・高熱が出てすぐではぶり返す事があるので、委ねて来るまで待つ
委ねてきた時には手を加えて体温調節を図ります。
手段は基本的には野口晴哉先生の書籍や私の師匠であるK野先生の体験談を参考にして対応しています。
絶対に良いやり方は無いと感じていますので詳しい事は書かないでおこうと思います。
私が観察を続けていて大切だと感じた事は、『この子には治る力があると信じる気持ち』と『余計な事をせずに平常心で待つ』という事です。
もう一つ良かったのが、薬を使わない事で微妙な子供の成長が確認できた事です
注意事項
あくまでも子供の体調管理は個人個人の責任で管理してください。
私にも苦しむ子を観て可哀想と思う気持ちはあります。
ここからは余談です。
今日は子供が度を過ぎて反抗してきたので、きつく叱りつけました。
大泣きして気付けば寝ていました。
空腹と眠気で期限が悪かったようです。
風邪をぶり返すといけないので布団へ連れて行くとまた大泣きが始まりました。
妻とバトンタッチして様子を観てもらい私は録画していた能と狂言の番組を観ていました。
妻の食事が進まない事が気になり、そろそろ子供の好きな番組でもつけようかとした瞬間に妻と子供が会話を始めたので、
待って居ると、子供から『謝りたい』と言ってきたらしく、嫁にその場で『ごめんなさい』と言った後に居間へ戻ってきて、私の目を見て『ごめんなさい』と言いに来たので、『良いよ』と声をかけると曇っていた表情が明るくなり、3人で無事に食事が出来ました。
『待つ』って大事やな~と感じた一日でした。
因みに私が見ていた番組には野村萬斎先生が出られておられ拍子について、
『拍に対して気をぶつけていく。それがたまたま強く打てば高い音がでるし弱く打てば低くなるみたいな、結果として音があったり拍があったりするっていう、拍の為に刻むのではなく、気が終結した結果として拍が生まれてくるという。そういった感覚ですよね。』
と仰られた事が大変印象的でした。
何でも『機・度・間』が大切ですね~。
後、子供の教育に関しても野口晴哉先生やK野先生の体験談を参考にして観察を続けています。
何でも実体験は勉強になります。
参照
身体に自然に起こる動き躰健空間 元(gen) ~センタリング呼吸法・バランス☆運動療法~