2017/4/23
◎第四回呼吸動作研究会
☆テーマ「合気の身体になれるかもしれない体操」
ロッキングチェア
担当 KMさん
・仰臥位で呼吸しながら骨盤時計(12時ー6時)をする事で足に力をいれていないか?3ヶ月前との違いやどこから無理しているのかと観察する事が出来た。
・腰に座布団を入れ、6時に吸って、弛めて吐く、弛めて、12時に吸って、弛めて吐く事で、動きの悪い下部腰椎の緊張が重さの力で解きほぐされていき心地よかった。
・骨盤の反る丸めると腰椎の反る丸めるの臨界を重さに訊きながら味わう事でバランスが崩れて重さに負けてしまっていたり、臨界で腰から鳩尾と繋げると身体の中が伸びるベクトルが生まれる様に感じた。
・横臥位で下になっている太腿中央を内から下へ張る事で、上の足が少し浮き身体に張りが生まれる事を感じると共に薄筋が伸びていた。
・肚と膝のバランスが崩れない様に丁寧に動く事で骨盤が丸まり、腰が入り、鼠蹊部が深くなっていくと身体の繋がりが増幅していく感じがした。
・正座で外から大腿中央を押さえて内から張り頸の位置を決めて、吸って弛めて吐くと肚が決まり正座が心地よくなった。
☆質問コーナーや来月のテーマ決め
・仙骨の動きが止まると全身にこわばりに影響するので改善できるような内容。
・OSさんによる鍼実演
「身体の虚実を判別し、実に動きを付けて、虚を補う。上手くいけば補で実邪も動き出す」
身体の虚実を立体的に見立てて、どこにコンタクトするかを判断する。
見立てている時、すでに自然に意識が働いて虚実が動き出している。
深い実にコンタクトすると、実は表層に広がりを見せた。
虚にコンタクトすると、鍼を介して衛気と営気(補瀉)の循環と体内の虚実の循環が同時に始まった。
経絡的にも筋骨格的にも緊張が観られた肩や膝の滞りもなくなっていった。
・来月の後半も鍼の時間も設けようと思います。
#くぼけんです。
KMさんから体操するならやっぱり骨盤時計という事で凄く丁寧に要点を捉えて観察し改善方向へと誘導して下さいました。
呼吸と動作の連動を丁寧に観察する事で呼吸と動作の誤差を発見し現状を変えて再度呼吸と動作を観察するといった所がとても繊細で印象に残りました。
そして、OSさんには、残りわずかな時間で治療の場でも結果が出ている事を出し惜しみせずに実演して頂いた事に感謝申し上げます。凄く勉強になりました。
吹田市千里山の運動処方専門店
躰健空間 元(gen)