定期的にいらっしゃる生徒さんが、山で転倒され頸が回らない状態になられました。
転倒時に右の肩胛骨の下部辺りをぶつけて、右の頸もぶつけたと教えて下さいました。
整形外科では、四枚ほどレントゲンを取り、転倒した事は大した事が無いが元々の悪い所の方がきついねと言われ、指に痺れが無い事と手が上に上がる事を確認して、問題なしと診断を受けたとの事です。
転倒を説明された動作や話をしている雰囲気を観ていると、転倒の衝撃が左の肋骨後部へと走った様に観えたので、弛みを取り伸展を待つと、ガラッと雰囲気が変わり、本人も楽になったと仰いました。
強い衝撃を受けると、衝撃が体内に残る事がある事や転倒する瞬間に身を守るため全身を硬く緊張させる事がある事、その状態になると中心感覚を失う事を弛みを取りながら説明をしました。
その内に、普段気にしている事や解らない事の質問が出てきたので、解説しながら調整、動作や意識の認識の違いを感じて頂きました。
手を挙げた時の頸の位置や肘の位置を変える事や呼吸と身体の重さを使って力を抜いていく運動処方を行いました。
生徒さんは、今日はこんな事出来ると思ってなかったと何回も驚きながら仰っていました。
医者は、悪い所は教えてくれるけど、どうしたら良いか教えてくれないと怒っておられたのも印象的でした。
結果はどう出るか解りませんが、丁寧に観察して、丁寧に調整や誘導を続けて行きます。
吹田市千里山の運動処方専門店
躰健空間 元(gen)