家に帰ったら出来ませんシリーズです。
前回のレッスンの一部で、
立位 内股で吸って、弛めて、吐いて
外股で吸って、弛めて、吐いて
内股で吸って、弛めて、吐いて
真ん中で吸って、弛めて、吐いて
と、恥骨と尾骨の位置を観察しました。
そして体のバランスがどう変わるか検証をしたのです。
恥骨を出す癖の改善の一つとしていました。
動作のチェックと左手が痛いのと右足の痛みを何とかしてほしい。
と希望されました。
まず、痛い所を何とかしてほしいと依頼がありましたが、
断って動作のチェックから行いました。
拝見すると、
覚えた動作を行うことに必死で検証になっていませんでした。
なので、まずゆっくりと少しずつ角度を変えながら、
内股、外股と動作していただきました。
生徒さん:内股はここ(膝裏外側)がピン!と張ります。
くぼけん:はい。現状はそんな感じです。
生徒さん:外股は楽にできます。
くぼけん:そうですね。
ただ、右と左で開き方が違いますね。
生徒さん:えっ!?あっ!?ほんまや!!気づきませんでした!
くぼけん:そうですね。
覚えた動作必死に行うと現状認識が出来ないんです。
まあ、現状認識がこれで出来ました。
生徒さん:へ~違うもんですね~。(動作をしながら)
くぼけん:そうなんです。
動きが単調になってきているので、
ゆっくり味わいながら・・・
生徒さん:一歩一歩で間をあけていいんですか??
くぼけん:その間で味わうんです。
生徒さん:私には味が全然わかりません。
くぼけん:感じるという事なんですけどね~。
生徒さん:そうですよね~。
(ゆっくり動作を繰り返して)
くぼけん:これはまだ呼吸を使っていないんです。
これから呼吸を・・・。
生徒さん:あっ!同じ角度になってる。
くぼけん:そうですね。
呼吸を使わなくてもゆっくり動けばバランスが良くなります。
生徒さん:は~。そうですね~。でも内股はまだ駄目ですね。
くぼけん:では頸の後ろを伸ばすとどうですか?
生徒さん:少しましです。
くぼけん:頸の後ろをどう伸ばしているか観察してみましょう。
ここ(頸椎7番)を後ろに出すように伸ばしていますね。
(大椎に触れながら)
生徒さん:言われてみればそうですね。
ここ(頸椎1番)を意識していたのですが・・・。
くぼけん:ここ(頸椎7番)を大椎と呼びます。
大椎を出さずに中に入れてみて下さい。
(大椎に触れながら)
生徒さん:えっ!?はい。
くぼけん:そうです。そうです。
勝手に頸の後ろが伸びてないですか??
生徒さん:あっ、ほんまや。
くぼけん:一度、吸って、弛めて、吐いてしておいてください。
次に、大椎の上の骨も中に入れてみましょう。
順番に頸椎の前湾をきれいにしましょう。(触れながら)
生徒さん:あれ?なんか肩が浮いてきますよ。
くぼけん:そうですね。
吸って、弛めて、吐いて~。
頸の後ろは・・・
生徒さん:楽です。
くぼけん:肩が上がったのは、
丸くなった背中から肩が前にずれ落ちていたのが、
浮いてきたんですよ。
生徒さん:へ~。そうですか~。
(動作をしてみて)そうですね~。
くぼけん:息を吸って、少し肩を浮かした方が大椎が中に入りやすいですね。
生徒さん:はい。そうなんです。
くぼけん:そしたら、次は大椎で上にある骨を抄い上げるようにしてみましょう。
生徒さん:え!?(言いながら補助付きで動作)
くぼけん:そうです。そうです。
掌に箒を乗せて遊ぶみたいな感じです。
生徒さん:あ~。この方が楽ですね~。
くぼけん:そのまま更に息を吸って、力を抜いて、吐きましょう。
生徒さん:あ~楽です。
くぼけん:もう一度。(補助付き)
吸って、肩を少し浮かして大椎で抄い上げて、
そうすると頸から下がついてきますね。
生徒さん:あ~。ほんとですね。
くぼけん:更に吸って、弛めて吐きます。
肩、肘、手首、指先と力を抜いていきましょう。
生徒さん:あ~。楽ですね~。
くぼけん:そうなんです。
これだけゆっくり動くと丁寧に力が抜けていくんです。
これが味わうという事ですね。
生徒さん:は~。私はいつも早すぎますね。
これは気持ち良いわ~。
くぼけん:手の感じはどうですか??
生徒さん:だいぶましです。
指先だけ、じんじんしてますね。
くぼけん:丁寧に呼吸で動いて、力を抜いただけで痛みが変わるんです。
あと、確かめる動作で痛めてしまっているので、
今、力が抜けてきたラインを気にしながら動かしてみて下さい。
生徒さん:あ!動きやすい!!
#くぼけんです。
内股や外股はどこにいったの??という感じですね。
一応、この後に繋がりますので次回の記事も読んで頂ければ幸いです。
動作処方専門店 ~センタリング呼吸法・バランス運動療法~