#くぼけんです。
10日程前に狭心症で苦しくなり、内科で診てもらった所『異常なし』、心臓バイパス手術もしているので後日、造影剤を呑んで写真を撮り検査するとの事でした。
83歳の女性で、背中の痛みと左胸の痛み(違和感)をとにかく何とかして欲しいとお願いされました。
第一印象は、普段より全体的に浮腫んでいる様子で、水が悪さをしている感じがしました。鏡の前で観てみると右重心で右の背中を張りと左腎裏の異常な硬さが気になりました。
足元から弛みを取ると、すぐに足の浮腫みが引きました。鳩尾に滞りを感じたので弛みを取ると最初ほどではありませんが足に浮腫みが戻ってきました。
右肋骨と左肩のバランスを整えると、急に呼吸が入りだし、胸の緊張が浮き出てきたので肺大腸経の弛みを取ると楽に呼吸が出来る様になり、足が楽になったと仰いました。
右上で横向きになってもらい、足首、膝の弛みを取って伸展をしていると、『これって背中に関係あるの??』と聴かれたので、伸展を繰り返しながら背中の動きが変わっていく事を感じて頂きました。会話の中で、食欲は無かったけど薬を飲まないといけないからお餅ばっかり食べていたと仰っいました。お餅をイメージすると胃の当たりに緊張が入ったので、弛みを取っていき、他にも、良く娘さんとの話をされるので、娘さんをイメージすると身体の芯が伸びていく様に弛んでくれました。私自身は中心をキープして、生徒さんが弛みそうなポジショニングで待っておくと伸展が始まり、良い位置に収まってくれるような感じです。
左上の横向きになった頃には、左の腎裏の滞りも無くなっていて、凄くスッキリしたと仰いました。
弛んで行く内に1月に踊りの稽古やイベント、歩くのが早い方たちとの付き合いが続いて、心身共に疲れてしまったので、これからは無理をしないようにします。と仰ったので、お出かけは娘さんと行くのが一番よさそうですね。と答えておきました。(お互いに言いたい事を言える仲という事です。)
帰りは意気揚々と帰られたので良かったです。
吹田市千里山の運動処方専門店
躰健空間 元(gen)