生徒さんの紹介で初めての方が来られました。
と言っても、以前に私が勤めていた整形外科の患者さんです。
肩の痛みと脹脛を攣ってから痛みが取れないとの事でした。
そして、風邪で声が出なくなってから、
肩の痛みが著明になってきたと教えて下さいました。
まずは、鏡で現状認識。
くぼけん:パッと見て気になるのは、
左の膝の向きが極端に外を向いていますね。
生徒さん:え?
くぼけん:ほら、左の膝の正面は外に向いているでしょう。
右の膝はわりかし真っ直ぐ前を向いていますね。
生徒さん:わ~。ほんとやわ~。
くぼけん:それに伴って、お尻の出方が左の方が外に出ているでしょう。
右は出ていませんね。
自分で触って確かめて下さい。
生徒さん:わ~!ほんとうやね!
こうやって、左肩に荷物をかけて歩くからかな??
くぼけん:そうですね。
左のお尻から上げて背負っている感じですね。
生徒さん:右肩をかばうから~。
くぼけん:そうですよね。
そのまま、右足を棒にして体重を乗せていて、
脹脛に負担をかけている状態で、
足が攣ってしまったのかもしれませんね。
(立っているのが辛そうだったので、ベッドでセンタリング開始)
くぼけん:寝ると解りやすいですね。
もう一度、お尻の出方が左右で違う事を確かめて下さい。
生徒さん:わ~ほんとやね。
右はストンてしてるよ。
ここ(右の大転子下)押したら痛いわ。
(左股関節のセンタリング開始)
くぼけん:そうですね。右は負荷がかかって緊張しすぎていますからね。
あまり、ぐりぐりと押さない方が良いですよ笑。
生徒さん:そうなの?
へ~。左足から調整していくの??
くぼけん:そうですね。
生徒さん:あれ!?右の脹脛の痛み無いよ!?
くぼけん:そうなんです。
左の足が開く事で、右の脹脛が引っ張られていたんですよ。
ほら、左足を広げると、脹脛が引っ張られて硬くなるでしょ。
生徒さん:ほんとや、痛いね。
くぼけん:骨盤と股関節の状態が、こうなると脹脛が柔らかくなるんです。
生徒さん:へ~不思議やね~。
<中略>
(サイドポジションにて)
生徒さん:足首回しても痛くないわ。
あ!こうしたら痛いわ!!
くぼけん:そうですね。
今の回し方だと、痛みが出ている所に負荷がかかりますね。
今は、脹脛の外側にある、細い骨を軸にして回しているので、
攣った所に負荷がかかり続けます。
これを、弁慶の泣き所の骨ありますね。
こっちの骨を軸にして足首を回してみて下さい。
そう。親指側の中の方ですね。
生徒さん:痛くないね。
動きやすいし。
くぼけん:そうなんです。
痛みが出るのは、痛い動きをしているからなんです。
ちゃんと動く所で動いたら痛くないんですよ。
なので、痛みが出た場合は、
「今、いけない動きをしている」と認識して下さい。
身体からのお知らせですから。
生徒さん:私、糖尿病のせいかと思ってたわ。
こないだテレビでやってたから。
くぼけん:そうなんですね。
良い動きをして治るなら、使い方が原因かもしれませんね。
<中略>
(鏡の前で最終チェック)
生徒さん:いや~。楽になったわ~。
紹介者さんにお礼言うとくわ~。
前から聞いてたんやけど、
我慢できるし、なかなか決心出来変化ってん。
決心して良かったわ~。
月に2回ぐらい来たらよろしい??
くぼけん:いいえ。
また、決心した時にいらして下さい。
私は日にちを決めない方針なのでね。
他の生徒さんにも、
御自身の判断で来る日を決めて頂いてます。
それに、決心した時が一番治りますから笑!
生徒さん:それじゃあ、また電話します。
有難う~。
くぼけん:はい。良くなって直ぐなので、無理しないで下さいね~。
有難う御座いました。
#くぼけんです。
今日はこれぐらいしか出来ないな。と思っていましたが、
思いのほか、喜んで帰って下さいました。
紹介して下さった生徒さんは、最近、片足立ちが出来る様になってきたと喜んで下さっていました。
これから先、お二人で情報交換しながら良くなって頂く事も意識しながらレッスンを進めていきます。
クスリの代わりに動作を処方する
吹田市千里山の動作処方専門店