2018/2/4
◎合気観照塾(稽古メンバー:OAさん、K元)
○脊柱が次の動作に移れるようなポジショニングをとれば良いのかも?という観点を持ち稽古をしました。
中段で構えた木刀を横から掴まれた時でも、吊るされていない状態になると、ベクトルは相手とは反対に落ちていく。
しっかり腰を入れて、肋骨を締め、頸の位置が決まると体内が自由に動き、木刀へのベクトルと相手のベクトルが合力になる方向に身勢がでる。
自分の手の内や肘の位置、肩の位置をセンタリングするとより脊柱が楽になる。
この状態でも木刀だけのベクトルでは、相手は捻じれを感知し全身が反応して止められる。
木刀を持つ相手の手の内の弛みから丁寧に取り、分け目が頸へ繋がると相手が浮き、脊柱が楽に進める(動ける)方向が合力の方向だった。
OAさんも書かれていた、『肩や肘の力が抜ける様に体幹を弛め』に凄く共感し再確認できた事がとても収穫でした。
それに加えて、手の内や肘位置(使い方や繋げ方)で更に体幹が動きやすくなる事も改めて確認出来て、行ったり来たりしながら精度を高める必要性を感じました。
他にも、物打ちを正面で持たれた状態で、相手の邪魔をしないで弛みを取り、蕾になって吸い込み、花が咲く様に一歩前へ進むと捻じり込みになったり、進めない時には、柄の刃側から手を滑らせて弛みをとり、点と点で浮く所から木刀の重さに任せて手を離すと、相手の脊柱が引き抜かれる様についてくる。その光景が膝の調整と類似していた所も印象的で、改めて足の上げ方を科学する事の必要性を感じました。
木刀の柄を下にぶら下げる様に持った相手の弛みを釣り上げる動作では、股関節や膝、足首のセンタリングを行い、自分の身体がコトコトと組み上がっていくバランスの変化が相手へ伝わり吊り上げられていく。しっかり木刀の芯を掴む事で反りを使って相手の手の内が取れて軸が細くなる。
#くぼけんです。
師匠の胸の位置が一か月前と変わっていた事も印象的でした。
稽古に行けない環境を逆手にとって、ペースを落としてじっくり自己観照する事にした所、稽古内容が乾いた身体に水が滲みわたる様に情報が入ってきて本当に楽しめました。
改めて、身体って面白い!今ある環境をたのしめるって人間は面白いなと思いました。
に~んげんっていいな~
昔話は忘れた~笑