2019/8/17
◎合気観照塾(稽古メンバー:I川さん、K元)
石川さんと師匠に別メニューを組んで頂きました。
肩肘を固めてしまって感覚を失っていたからです。
結局、一人稽古を形でやった気になっているのが原因でした。
師匠の二の腕と力こぶに触れて繋がりを感じると、二の腕が主になって背中~脹脛まで連動して動いていました。
正坐をしていても、つま先までしっかり連動して動かれました。
I川さんにも以前から、力こぶを使ったらいけないという事は指摘を受けていて、本当になかなか抜けずにいました。
師匠に言われた「じわ~っと観察しないといけない」これを見当外れに手当たり次第検察して自分から固まっている事が良く解りました。
師匠やI川さんに調整していただいて、肩や肘の力が抜けた感覚と裏が使われている感覚を感じ得ました。
肘の一点から中指までの繋がり中心を定めてバランスをとるのも、一点の場所も大事だが芯を捉える感覚が大事とI川さんに伝えて頂きました。
裏を使って丁寧に動き、丹田の繋がりを感じ、丹田から動く事で、吸い込みの臨界で循環していき、相手に力が還っていくのも自然に行えました。
その際に、身柱で肩胛骨のバランスをとっている状態であるという感覚も新鮮でした。
I川さんが弛みをとらない状態でも丹田の中心を振動させることで握られている所に中心が出来て道が出来るのでそこへどうぞという感じになる。
そうして、I川さんが中心を掴んで下さっている事が良く解る様になりました。
アナトミートレインや経絡を流れとして感覚で捉えず、図として知識として捉えて固まっている事にも気付けました。
実際にかなりあやふやだった部分なので、本当に気付けて良かったです。
稽古後に師匠から、呼吸で観察をしていないと御指摘を頂いて、最近の一人稽古の風景がバーッと浮かび、
・呼吸を待てないで次の動作に移る(形を追いかけている)これを繰り返して行って固まる
ほんまに滑稽です笑。
笑い事ではありませんが、自分を固めている意識的な原因が解ったので、ほっとしていて、乗り越える壁が観えた嬉しさの方が上回っています。
感覚は孤独なもので、自分自身で暗中模索するしかありませんが、外から母鳥の様に殻に皹を入れて下さる師匠や先輩、同輩、後輩や環境に有難味を感じています。
師匠の懐の深さに感謝致します。
共働きで生活をしていく世帯が増えていき、自宅介護も推進されていく時代で、これから私の家族は先陣を切った生活になるので、動作処方専門店を利用して下さる方々のお役に立てる事にも直接繋がりますので、何としても中から殻を破れる様に工夫を続けます。
身体のセンタリングで心のセンタリングの必要性に気付けた稽古でした。
啐啄同時(そったくどうじ)啐が雛の動きや声や突く音啄が親鳥が外から突く事殻が破れる場所は「ここ!」 瞬間は 「今!」伸展を誘導する瞬間と同じですね!!最終的に治る(生まれる)かどうかはその人(子)次第と言う所も同じです。自然に任せないといけませんね。
弛む時 心も身体も 啐啄同時刹那に導く 感じる身勢
クスリの代わりに動作を処方する
吹田市千里山の動作処方専門店